社会医療法人 松柏会 至誠堂総合病院

  1. ホーム
  2. 診療科・部門
  3. リハビリテーション
  4. リハビリテーションについて

リハビリテーションについて

リハビリテーションとは

障がい者が環境に適応するための訓練を行うばかりでなく、障がい者の社会的統合を促す全体として環境や社会に手を加えることを目的としています。そして、障がい者自身・家族・そして彼らの住んでいる地域社会がリハビリテーションに関するサービスの計画と実行に関わりあわなければならないと定義されています。

引用文献:入門 リハビリテーション概論 医歯薬出版株式会社

当院のリハビリテーション科の方針

初期より患者さん・ご家族のニードや最近多様化する患者さんの最終的な生活の場を重視し、地域介護事業所と連携を取りながら、適切で継続可能な早期社会復帰をお手伝いしています。

認定施設基準とスタッフ数

脳血管疾患等リハビリテーションⅠ、運動器疾患リハビリテーションⅠ、呼吸器疾患リハビリテーションⅠを取得しています。
理学療法士35人、作業療法士26人、言語聴覚士6人、歯科衛生士1人の計70人で市内でも有数の人員体制を取っており、患者さん1人1人に手厚くリハビリを提供しています。

当院のリハビリテーション科の特徴

急性期~回復期~自宅生活や施設生活へ繋げるリハビリテーションの提供

整形外科手術直後は早期からのリハビリテーションが効果的と言われており、当院は術前からの介入及び症例によっては手術翌日から早期のリハビリを開始しています。その後、回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟へ転棟し、自宅生活や施設生活を目指します。また、当法人は介護療養型老人保健施設「木の実」通所リハビリ、訪問看護ステーション「コスモス」の訪問リハビリも有しており、退院後も継続して地域生活を支援します。

3名の日本リハビリテーション医学会専門医

日本リハビリテーション医学会専門医は運動障害、認知障害を横断的・総合的に視る専門家として、医療において重要な役割を果たしています。当院では3名の専門医と連携し、積極的な情報共有を行い、より効果的なリハビリが提供できるように取り組んでいます。

365日のリハビリテーションの提供

当院の4階病棟は回復期リハビリテーション病棟です。食事・更衣・整容・入浴・排泄・歩行などの日常生活動作から家事動作や外出練習などを行い、退院後の生活を見据えて、土曜・日曜・祝日を含めた365日の切れ目のない充実したリハビリテーションを提供しています。

明確で統一した目標の設定

医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医療相談員を含めたカンファレンス(話し合い)を定期的に実施しています。その中で困っていること、変化点など患者さんの状態について様々な意見を出し合い、適切な目標をみんなで決定し、患者さんと共にスタッフ全員が同じ目標に向かってチーム医療を実践しています。

安全・安心・信頼されるリハビリテーションの提供

病気やケガによりリハビリが必要となった患者さんとしっかりとコミュニケーションをとります。そして、患者さんがリハビリに希望することと、療法士が専門的に考えるリハビリの予後などの方向性を合致させながら、信頼されるリハビリを提供します。

初回介入から定期的な評価と計画・目標の明確化

初回より適切な評価を実施し、具体的な目標を立てリハビリテーションを実施していきます。経過の中で定期的に評価を実施し、リハビリテーション計画書を作成して目標を早期に達成できるように努めています。

実績

当院ではFunctional Independence Measure(機能的自立評価法、以下FIM)で入院時と退院時で効果判定を行っています。FIMとは日常生活動作(ADL)の介助量を評価するための方法で、ADL評価の中で最も信頼性と妥当性があるといわれています。評価方法としては運動項目(13項目)と認知項目(5項目)の計18項目を1~7点の7段階で評価し、最高得点が126点、最低得点が18点となります。

また、当院では地域連携パス(良質な医療を効率的、かつ安全、適正に提供するための手段として開発されたもの)も導入しており、質の高い医療の提供を目的とし、地域医療完結型の医療体制の構築を目指しています。

その他、詳しくはこちらから